【npmとnpxの違い】便利なnpxについて理解する

npxとは[エヌピーエックス]と読み、Node Package eXecutor の略語であり、Node.jsパッケージの実行を一時的に行うためのコマンドラインツールです。

簡単に言えば、使いたいパッケージをインストール + 実行 + アンインストールをまとめて行います。

つまり、一時的にパッケージを利用でき、使用後はプログラムが残りません。

npmとは違い作業環境を汚さずに利用できる便利なコマンドとなっています。

この記事ではそんなあまり使っていなかったnpxについて3つの主な機能をご紹介致します。

目次

3つのnpxの主な機能と利点

npxの利点をサンプルを交えてご紹介します。

メリットが多く、使える場面も多いので、今まで使っていなかった人はぜひ利用してみましょう。

1. 一時的なパッケージのインストールと実行

一度だけ使用するパッケージや、頻繁に使用しないツールを実行する場合、npxを利用して一時的にパッケージをインストールして実行できます。

これにより、環境の整理やディスクスペースの節約が容易になります。

例えば、以下のコマンドでcreate-react-appを一時的にインストールし、新しいアプリケーションを作成できます。

npx create-react-app my-app

2. 実行するパッケージのバージョンを指定して実行

npxを使用すると、ローカルにインストールされたパッケージを簡単に実行できます。

npxを使用すると、特定のバージョンのパッケージを一時的にインストールして実行できます。

これにより、複数のバージョンを簡単に試すことができます。

例えば、以下のコマンドでバージョン7.0.0のESLintを一時的にインストールし、ファイルを検証できます。

npx eslint@7.0.0 myfile.js

3. ローカルにインストールされたパッケージの簡単な実行

少し違う使い方として、npxを使用すると、ローカルにインストールされたパッケージを簡単に実行できます。

実行可能ファイルへのフルパスの入力を省略できるため、開発者は簡単かつ確実にパッケージを実行できます。

例えば、以下のコマンドでローカルにインストールされたESLintを実行できます。

npx eslint .

npxは、自動的にローカルにインストールされたパッケージを検索し、実行可能ファイルを見つけて実行します。

npxを使用することで、どの環境でも同様の結果が得られることが保証されます。

ローカルにインストールされたパッケージの実行が、システムのパス設定やプロジェクト構成に依存しないため、開発者はnpxを使用して、簡単かつ確実にパッケージを実行できます。

まとめ

npxは、Node.jsのパッケージを効率的に実行するための便利なコマンドラインツールであり、インストール、実行、アンインストールを一括に行うことができます。

npxをあやふやに理解していた方は、ぜひ使ってみることをおすすめします。

自分もそんな一人でした。

npxを活用することで、Node.jsの開発環境がより簡単で効率的になり、開発者の日々の作業が容易になります。

それではまた!